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週報

Recuperation

このくだりを読んではっとした

今年は身体のオーバーホールをする年と決めて昨年末からさまざまな病院を受診していたところ、6月のはじめに一番懸念していた診療科を受診した際に予想どおりというか、予定どおりというか、結構な疾患にかかっていたことが判明し、7月半ばに入院・手術しました。

結構な疾患だったおかげで検査に時間がかかったものの手術で治る病気とわかり、また身体に負担の少ない術式で手術を受けることができたので入院生活は5泊6日で終了。さすがに手術終了後から翌朝尿管を外されるまではグッタリしていたのだけど、それ以降は普通に歩くことができたし、日に日に良くなっていくのを実感しました。人間の回復力すげぇ。

上の画像は脚本家・木皿泉さんのラジオドラマ脚本から。
私はコトの流れで大きな病院(通称:メルキド)に入院していましたが、病院の特性や入院していた病棟が病棟だったこともあり私のようにはっきりと生に向かって進んでいる人は少なく、入院中はこの境界線を常に眺めていました。

手術が決まるまで通院が続いたり仕事を片付けなければならない都合でイデコの更新は休止していました。一度立ち止まって今まで居た場所を眺めたことで、自分がとんでもない渦の中に居たことやそのストレスがどれだけのものだったかということがわかり、今後の方針を考える機会となりました。
まだ結論は出せていませんが、今後の“趣味のやり方”については模索中です。

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California

国立新美術館 2階

4月中旬にWilcoの来日公演を見に行った折に時間があったので国立新美術館の「カリフォルニア・デザイン 1930-1965 -モダン・リヴィングの起源-」展を鑑賞。

映画『ふたりのイームズ』の連動企画?と思いますが、各セクションで多くの映像を交えながら空間を広く使って展示が行われていました。シェルチェアに代表されるシェルものの家具はステンレスにブツブツと出る“もらい錆”が嫌で苦手なのだけど、FRP製チェアの成形映像はとても興味深く、「手仕事にっぽん」を見ているようで座れるところがなかったのに最後まで見てしまいました。

と言いつつ、製品の素晴らしさは理解したいけどやっぱりスコーンと明るい西海岸系の家具は苦手だし、「カリフォルニアデザインを取り入れるにはデカイ家に住まないとダメ」という結論に至ったのでした。

私の考え方がひねくれているのであって、展覧会自体はとても面白い、ですよ。

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Trino

美しくないデスク周りと新品のトリノチェア

前回の続き。新しいデスク用チェアとして購入したのはITOKIのトリノチェア

前の仕事場で長く使っていたのがこの椅子でその頃からイイナーと思ってはいたのですが、先日現仕事場の椅子を新調してもらえることになりこれをオーダーしたらやっぱり具合が良くてですね、自宅にも導入しました。

オシャクソ系オフィスチェアに比べたら事務椅子感は否めないですが、尻が滑らず腰が収まり、ちょっと身体を傾ければスッと背もたれが倒れる椅子ってなかなか無い気がします。消耗部品を販売しており自分で交換できるのも大きなポイント。やっぱり日本人には日本のメーカの製品ですなガハハハハ。

この手のチェアの中では導入しやすい価格帯ですし、意外と知られていない隠れた名品、だと思います。

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Sayonara T-Chair

処分の日の朝に撮ったよ

4年前に中古で購入したVitraのTチェアを処分しました。
見た目はまだまだとてもきれいだったものの、昨年初め頃から徐々にガスが抜け、部品が割れ、大地が裂け、空は泣き、腰と尻にダメージが蓄積…私が購入する前にどのくらいオフィスで使われていたかは不明ですが、流通時期を考えると10年前後でしょうか。

この椅子、自分の場合は座面前傾設計が仇となって座面にバランス良く体重が乗らず、背もたれは背筋に力を入れないともたれずで、人間工学設計といってもそこは舶来品というか、体の大きな欧米人向けの椅子だと実感。眺めている分にはワクワクする椅子だったけど現実は厳しかった。もちろん、私の体に合わなかっただけのハナシなので素晴らしい椅子であることに変わりはない、と思います。処分するかどうかも半年ほど悩みました。

粗大回収日の都合で次の椅子を注文する前に処分することになり、ここ2週間オフィスチェア無しの暮らしが続いていましたが、明日新しい椅子が届きます。そちらについては後日(たぶん)。

shelf plans

スッキリしたが味気ない

長い間CDボックスを棚の上に置いて過ごしてきたのですが、とうの昔にプレイヤーが壊れてデジタルメインになっているのに滅多に出し入れしないCDボックスを目立つ位置に置いておくのはどうかと思いましてCD類の収納を見直し、棚の上を何もない状態にしました。

モノが無くなったら無くなったで味気ないので何か置きたいと思うようになり、お気に入りのサイトや本を見ながらプランを練っています。ここしばらくの間tumblrで棚まわりの画像を集めていたのはこれが理由なんですが、置物やディスプレイのしかたで住人の人となりや生活がうかがえるのが面白いですね。

「棚計画はセンスが問われる」を念頭に、いろいろ見て回っているうちにダサいと思っていたキング・オブ・実家アイテム“民芸品”が気になってきました。東北に住んでいるので民芸品は手に入りやすく、しまぬきカネイリに足を運んではいかに実家感を出さずに民芸品を置くか脳内シミュレーションを重ねていますが、なかなかどうして。しばらく棚の上は何もないままになりそうです。ひょっとしたらこういうことを考えずにドカドカ置いていくのも面白いのかもしれない。

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